続、Jリーグ秋春制にもの申す!
先週、日本サッカー協会の役員が改選され、新会長など新しい顔ぶれになりました。(一部、留任した役員もいます。)
その中で新しく会長になった方のコメントで「カレンダーの問題」(すなわち、欧州の秋春制のズレをどうするか?)を上げていました。Jリーグ秋春制の事です。
この事は少し前にも
Jリーグ秋春制にもの申す
でもとり上げましたが、コメントも多く、Jリーグ関係のツイッターにもこの記事をリンクしていただき、またアクセス数も私の予想以上に多く、反響の大きさを感じます。
Jリーグ秋春制については色々な意見があると思いますが、今回も私の個人的な意見を書きたいと思います。
私はこのJリーグ秋春制には反対です。理由は前にも書いた通り、寒い中での試合となれば、高齢者や子供、そして子供連れの家族は寒さや雪を理由にスタジアムからは遠き、またライト層のファンも寒さを理由に離れるでしょう。また、ある山雅サポさんのブログに
秋春制に対して問いかけたい33の問題
とあり、私も拝見しましたが、その通りですね。
ドカ雪が降れば、試合会場(スタジアム)までの交通機関が機能しない。そうなれば、選手、関係者、観客もスタジアムまで来れない、また厳しい冷え込みでも、過去、選手や観客が試合中に低体温症になった例もあり、選手や観客がベストな状態で試合や試合観戦が出来るとは言えません!
また、寒冷地や豪雪地のJクラブは除雪や寒さ対策の費用が莫大にかかり、クラブにとっては死活問題になります。サッカーtotoの助成金で賄えばいいと言う人もいますが、全額補助するかという保障は今の段階ではありません。またJクラブが最悪の場合、解散になれば、多くの選手が失業し不安定な生活になってしまいます。またJリーグも将来クラブライセンス制度を導入する予定と聞きますが、秋春制を導入すれば、かえって不公平になります。まだ、書きたい事はありますが、この秋春制に対して問いかけたい33の問題に書いてある通りです。
また前回コメントをいただいた、ニックさんのHPの中に
世界のプロリーグ開催時期のデータ
があり、またわたしも世界のサッカーリーグの開催時期を見てみましたが、春秋制や秋春制と国によってまちまちですが、ただ言えるのは、ほとんどがその国に気候に合った時期に開催しています。欧州など世界のトップリーグの選手のスーパープレイは素晴らしい事はわかりますが、やはり自国のサッカーリークが繁栄していかないと盛り上がらない事と代表チームも強くならないと思います。またある
モンテディオ山形サポさんのブログ
の秋春制反対記事も拝見しましたが、その記事の中で
「試合当日、試合会場だけが試合可能であれば問題ないという、単純な発想にも腹が立ちます」と書いてありましたが、私も同感です。
今年のホームアルウィンでの開幕戦(松本山雅FCvsモンテディオ山形)の前日に松本は大雪に見舞われました。山雅サポーターやスタッフの皆さんが一生懸命に雪かきをして無事に試合する事が出来ましたが、今の日本サッカー協会の役員の人たちは裏方さんの苦労を知らないと感じました。
最後にアルウィンで6月24日に行われた、松本山雅FCvs栃木SC戦の試合前に山雅のゴール裏で
次世代の山雅サポを育成する応援体験イベント
が行われました。
子供達がコールリーダーやリズム隊になり、応援体験をしていました。みんなが和気あいあいに楽しそうにやっています。もし、秋春制が導入されたら、私は冬の寒い時期や大雪の時にはこんな和気あいあいにはならないと感じます。
日本サッカー協会の役員の人たちは、先に秋春制を前提で議論をしている事も疑問に感じます。もっとサポーターや一般の人の意見も聞いてほしい事とJリーグはこれまで通り、春秋制でやってもらいたいものです。
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