Jリーグが2015年度からの秋春制移行を見送り

スピリタス

2012年10月31日 09:15


今月(2012年10月)中旬の新聞記事にも載っていましたが、Jリーグは10月16日に東京都内で理事会を開き、3月に開幕する現行の「春秋制」から「秋春制」へのシーズン以降について、2015年からの実施を見送る事を承認したと書いてありました。

ただこの「秋春制」は今後Jリーグや日本サッカー協会などで作る検討会議で将来の移行について継続審議するそうです。

このブログでも、Jリーグの秋春制について過去に何回か取り上げましたが、今回もあくまで私の一個人の意見なのでご容赦願います。

このJリーグ秋春制はよく議題に上がり、見送りになる事が何回もあります。秋春制賛成の目が出るまでサイコロを転がし続けている様にも感じサポーターやお客さんの声を本当に聞いているのかな?とも疑問に感じます。

例えば、雪が降れば、観客席に雪が積もりまた凍結して試合観戦に来ていたお客さんが滑って転倒して大ケガや命を落とす事も考えられますし大勢の観客なら将棋倒しになり大惨事の可能性も大です。

あと、他の事なんですが、秋春制に移行すれば、本当に日本全体にサッカー人口の底辺拡大に繋がるのか疑問にかんじます。もし、Jリーグが秋春制に移行すれば、日程の関係でJFLや地域リーグも歩調を合わせる事も考えられますが、そうなれば豪雪地や寒冷地のサッカークラブ(Jリーグだけでなく、JFLや地域リーグも含めて)は寒さ対策に負担が大きくなり、クラブ消滅も増えると思います。そうなれば逆にサッカーの底辺が縮小してしまいます。またJリーグ入りを目指す豪雪地や寒冷地のクラブにはハナからあきらめろと言っているようなものです。
日本サッカー協会のお偉い方々も日本代表のレベルを世界レベルに上げる為にいろいろやっていたり、志が高いのはけっこうですが、足元を見なくていいんですか?と聞きたくなります。

プロサッカーはスタジアムにお客さんを多く集めて成り立つと私は感じます。雪が降り、寒いスタジアムにはお客さんは集まりません!

このJリーグ秋春制に関しては賛否両論がありますが、日本サッカー協会のお偉い方々も実際に雪が降り、寒い中で試合を実際にやって見てどれだけ大変か体験してみてはいかがですか。

また、一般のお客さんに秋春制について幅広くアンケートをとってお客さんの声も聞いてほしいと思います。あのキングカズこと三浦知良選手も秋春制に関してはもっと議論が必要だと言っているので一般のお客さんの声を聞いてほしいです。


過去の「Jリーグ秋春制」関連の記事

Jリーグ秋春制にもの申す 2012年6月1日更新分


続Jリーグ秋春制にもの申す 2012年7月7日更新分
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